暦の上では春だけど、もう少し冬の養生
暦の上では立春を過ぎ、雨水を過ぎたところ。
先日は、まだ2月にも関わらず、夏日を観測した地点もあり。
このまま気温上昇し、そのまま本格的に春突入か?と思ったら、雪の天気予報。
もう少し冬モードで心身を護る必要がある…。
薬膳の勉強から知った
中国の中医学の古典
黄帝内経 。
その中で記されている冬の養生を、ざっくりまとめるとこんな感じ。
夜は早く寝て、朝はゆっくり起きる
欲を持たず、やり遂げた満足感を持つ
寒さを避け、体を暖かく包んで過ごす
何て優しい過ごし方なのだろう…。
ちびまる子ちゃんが知ったら、飛び上がって喜びそう…(笑)
腎を養う
私は四柱推命で観ると、
忍耐力と根性で頑張る 官殺
が喜神なので、普段何事も歯を食いしばって過ごしがち。
黄帝内経の冬の養生を知り、
心と体の余計な力を、ふ~っと抜いて過ごす時間も必要
と思いました。
また、これも薬膳を通じて知った言葉
心身一如
心と身体はつながっている。一緒のものとして考える。
冬の寒さで身体が冷えると、心まで冷えてしまいます。
(冷えによって気血の流れが弱くなると、運気も弱くなると考えます。この件は改めて…)
そして、冬は腎を養う季節。
中医学で言う腎は医療で言う腎臓ではなく、
生命力・成長・アンチエイジング
を指します。
厳しい季節に過度な無理は、気力や体力の消耗につながります。
OFFの時間を持つ、生命力を養う食事を摂ることで、寒さを乗り越えることが、心身とも上手に春に移行する秘訣。
腎の働きを助ける黒い食べ物
腎に入りやすい冬の味である鹹味(ミネラル)
を日々の献立に取り入れることが、冬の食養生のポイントです。
おまけ ある日の冬の養生食の献立
食料品売り場で割引になって売っていたタコ。
鹹味。血を養います。
黒米ご飯
白米一合に大さじ1杯の黒米を加えて炊飯。
赤飯をより色濃くした感じの黒米ご飯が炊けます。
ゴマ塩をかけると、黒の力がプラスα。
小松菜ともやしのスープ
小松菜は滋陰類。潤いをプラス。
焼き鮭
鮭は温裏類。冷えを改善。
タコと山芋の炒め物
血を養う鹹味のタコと、気を補う山芋の絶妙なコンビネーション。
完成品がこちらです。
冬の養生で、春まであとひと踏ん張りです。
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