2月から3月に月代わりの時。
スピッツの 春の歌 が 脳内で繰り返されます。
暗い厳しい冬のトンネルから、春の伸びやかな、開放的な世界に飛び出すイメージ。
春の歌を聴いて思い浮かんだのが、
偕楽園の陰陽の世界。
昨年は東門から入って表門から退場するコースで回りました。
本来は、表門から入り、竹林、大杉森を経て好文亭に至ると、
偕楽園を作った徳川斉昭が演出した「陰と陽の世界」を体感できるとのこと。
冬のトンネル(陰)から春の世界(陽)に飛び出すのを体感したくて、この時期の偕楽園を訪れました。
昨年は偕楽園駅の営業(土日)に合わせて電車の旅でしたが…
今年は土日の混雑を避け、平日車で訪れました。
駐車場は偕楽園周辺に分布していて、料金は500円。
平日だけあって、余裕で停められました。
駐車場から徒歩で表門へ移動。
表門に足を踏み入れると、竹林(陰の世界)が広がります。
竹や木が青空を阻む、その間から注ぐ木漏れ日。
陰中の陽 を具象化するとこんな感じなのでしょう…。
散策を進め 吐玉泉 に辿り着きました。
絶えることの無い湧き出る水は、如何に土地の生命力が強いことの現れだと思います。
吐玉泉を後に、陰の世界から陽の世界を目指して進むと…
陰の世界と陽の世界の境界が現れました…。
朝が来て、夜が来るのも陰陽。
息を吸う、吐くのも陰陽。
そして、人が胎内から生まれ出て、死にゆくのも陰陽。
自然、人の生活、生命活動のベースは陰陽。
絶え間無い陰陽の変化を感じ、流れに乗ることが、心地良く生きることにつながるのだと思います。
梅林(陽の世界)は、美しく梅が開花、ふんわりと梅の香りが漂っていました。
陰陽についてあれこれ考えを巡らせた後は、楽しみの場、好文亭へ。
好文亭の階下に広がる春の絵巻に心を奪われました…。
このような素晴らしい場所を作って下さり、ありがとう!
と、偕楽園を造った徳川斉昭公に感謝の念を送らずにはいられません。
好文亭内にあるカフェで、梅の升ケーキをいただきました。
窓から離れた席だったので、外の景色を眺めながらという訳にはいきませんでしたが…
この場にいるだけで、物凄い癒し・くつろぎのエネルギーを感じました。
好文亭って、何て心地良い場所。
自分にとってパワースポットなんだと思います。
陰と陽の世界、冬から春へのチェンジも間近に感じることができたし、美しい景色も堪能したし。
偕楽園、今年は梅以外の季節も行ってみよう…。