小さな旅

太陽にはすの花がきらめく夏 宮城県登米市 長沼はすまつり

酷暑の中、今年もお盆に帰省。

帰省は毎回楽しみですが、8月半ばのお盆の帰省限定の楽しみが

地元の沼で開催される はすまつり での蓮の花見です。

ボートに乗って、間近で蓮の花を愛でることができる はすまつり。

それは、つかの間の、現世での極楽浄土体験 です。

例年、はすまつりは伊豆沼か、内沼に出かけていました。

しかし、今年は 長沼のはすまつり へ。

弟が趣味の自転車の練習で長沼の周囲を走行した時、目に入った蓮の花群は、

まるで神様が種を蒔いて咲いた花のように格別に美しかった。

ぜひ、長沼に行こう!

と勧められ、長沼に向かいました…。

9:30 はすまつり長沼会場に到着。

蓮の花見の時間は午前の早い時間がポイント。

時間が遅くなると、花が閉じていきます。

受付のテントでボートの乗車券を購入。

大人1000円です。

少しずつですが、確実に、断続的に、はすまつりのお客さんが集まります。

ボートに案内され乗船、ライフジャケットを着用。

朝ドラ おかえりモネ の舞台だったオランダ風車を背にして、現世の極楽浄土へ、束の間の時間、行ってきます…。

ちょっとしたスピード感とともに、水面を行くボートがもたらしてくれる風が、暑いながらも心地良い。

蓮の水路に辿り着くと、そこから先はスピードを落として進行。

長沼の蓮は、背丈が高くて、勢いがあって、蓮の花独自の神秘性や華やかさと共に、強さも感じられる…。

~観蓮エリアに到着しました~

安全に注意して、写真を撮ったりしていいですよー!

船頭さんの声かけで、写真撮影タイムが始まりました。

合間に、船頭さんから、蓮の茎の繊維を利用して作る

ロータスシルク について、豆知識的なお話を聞くことができました。

すごく希少で、高価なものだそうです。

縁があったら欲しいと思う…。

本当の極楽浄土は行ったことがないけど、そこは、きっとこんな感じ…。

はすまつりは、疑似極楽浄土体験でもある…と、いつも思います。

 

四柱推命では、天干の年月日か月日時に

が並ぶと 河辺柳影 という三干吉局が成立します。

柳影というだけに、本来は柳が太陽に照らされて美しく水面に映るという情景。

しかし、夏の太陽(丙)の下で咲く蓮の花々(乙)が水面(壬)に映る情景の美しさと神秘性は特別。

いちばん好きな夏の風景を、目に焼き付けました。

写真撮影を終えて、ボートは船着き場(現世)へと戻りました…。

来年も、また来よう…。

このささやかな願いと誓いが、一年を無事に過ごすための、大きな力をもたらしてくれます。

夏の空、湖面に咲く蓮の花、はすまつりを楽しむ人や関係者の方々、長沼でボートの練習に励む元気な大学生たちの満ち溢れるエネルギーを感じながら、長沼を後にしました。