2021年に入学した、本草薬膳学院中医薬膳師通信教育コース。
2年間の学習期間をフルに使って卒業。現在、何とか卒業できた安堵の気持ちを噛みしめながら過ごしています。
学びの取りかかりからスクーリングまで
2021年、本草薬膳学院入学を決めた当時、世の中は先の見えないコロナ禍真っ最中でした。
東京でのスクーリング、緊急事態宣言発令の中だったら大丈夫だろうか?
そんな心配が常に頭の片隅にあったのに加え
「学習期間は2年間もあるんだから、急がすゆっくりやればいいや」
という気持ちでいたので課題の小テストは、本当に取りかかりが悪かった…。
しかし何とかスクーリングを受けられるまでの小テストをクリアして、2022年10月秋期スクーリングに参加できました。
本草薬膳学院に出向き、その道の先生方の講義を聴講、実際に中薬を用いての調理実習、多くの薬膳を学ぶ方々と共に過ごした時間は、私の心に彩りと前進の気持ちをもたらしてくれました。
卒業レポートに取り組む
同じくスクーリングを受けた中には、卒業レポートのレシピ作成まで提出が全て終わっていてスクーリングを以て学習終了の方々もおられるとのことでした。
私の場合、料理や薬膳に興味があっても、まだまだ雛鳥の状態。
なので、卒業レポートを作成するに当たって、スクーリング聴講や調理実習で学んだことが大いに役立ちました。
正直、本当に勉強に身が入ったのはこのスクーリングの後。
卒業レポートは1回でOKの課題から、最高で再再再再(!)提出の課題まであり、私の知識の振り幅が非常に大きいことを実感しました。
さすがに再再再再提出は衝撃だったが、自分の力量の結果。
あっさり合格するよりも苦労した有り難みがあったし、何よりも本気で学習に取り組み、知識が自分の血肉になった実感があります。
卒業レポートは、主に冬から春にかけて取り組みました。
その影響で、常に滋陰補腎(詳細はまた改めて)を心がけながら、冬らしい日々の生活を送りました。
身体内外の乾燥を防ぎつつ、毎年酷い手指の先のヒビ割れを今シーズンは回避することができました。
ささやかだけど、「薬膳生活のお陰」を実感しながらの勉強、卒業レポート作成でした。
大変だったけど、一生の学びにつなげよう
あとひと頑張りで卒業という直前、父が逝去…。
約十年間、父は肺ガンと共に生活してきました。
父の病状(証)に合った薬膳料理を作って食べさせてあげられなかったことが、薬膳を勉強してきた中での唯一の心残りです…。
そんな出来事もあった中で、何とか学院を卒業できました。
勉強は大変で面白かったけど、それは薬膳を学ぶ自分のほんの通り道。
食を整え、身体を整えること。
一生のテーマと捉えて精進しようと思っています。