養生

猛暑の滋養食 冬瓜

今年の夏の暑さは尋常でない

お盆を過ぎて8月も終盤ですが、連日30度を余裕で超える暑さが続き、身体も悲鳴を上げています。

エアコンや冷却グッズは必須。

ただ過ごすだけでもエネルギーは消耗。

身心一如。

心と身体は一緒。

身体のエネルギーが奪われると、心のエネルギーも奪われ枯渇してしまいそう。

そんな日々は薬膳の叡智に頼ります。

厳しい季節を乗り切るための元気を取り入れるために、旬の食物の特性を利用します。

冬瓜を入手する

連日の猛暑で籠もった身体の熱を少しても和らげたくて、食料品売り場で見つけた冬瓜を迷わず購入しました。

まるごと1つ200円。

冬瓜は軟らかく、咀嚼の過程で口に残る繊維質も無いので、高齢者も安心して食べられます。

冬瓜には

体内の余分な熱や水分を取り除くという、猛暑の中でありがたい効果があります。

冬瓜を料理する

冬瓜をまるごと1個使って煮物を作りました。

冬瓜の皮をむき、中の種を取り除き、適度な大きさに切って下茹でします。

下茹でした冬瓜を好みの分量で希釈しためんつゆ、みりんで煮込みます。

ひと手間加えて水で戻しておいた白きくらげを加えて煮込むと、独特の食感を楽しみつつ、白きくらげの潤い効果も取り入れることができます。

暑さで消耗した身体の滋養には一石二鳥です。

熱を取り除く作用を緩やかにすることを考え、家に自生している茗荷を少しだけ加えました。

冬瓜は冬まで持つ

夏に採れるウリ科の仲間なのに何で冬瓜?と思ったら、夏に収穫しても冬まで(2〜3ヶ月)長持ちするのだそうです。

9月になってもまだまだ猛暑は続きそうな気配。

冬瓜の活躍はしばらく続きます。