養生

お蕎麦で気を巡らせる

ここ数日、鬱々とした出来事が多く、心も体もスッキリ、シャッキリとは真逆の状態の

停滞の感覚が続きました

いわゆる 気滞 の症状ですね。

気持ちを区切って、きちんとしたい。ちょっとお願いしてみたいこともあるし…どこか神仏にお詣りに行こうか…?

と一瞬思ったのですが、

気の防衛作用も十分ではないのに、そんな状態でお詣りなんぞ出かけたら、外邪にやられてしまう。

何かに引っ張られたり、何か背負って帰ってきてしまいそう…。

内なる自身の声に従い、神仏にお詣りは、やっぱり止めました。

神仏にお願いする前に、自分で自分を整えよう。気を巡らす、身体に良い美味しいものを食べよう。

というミッションが思い浮かびました。

気を巡らす物として、ジャスミン茶や、マイカイカが家にありますが、あえて家から出て、心身を動かして、活動して、美味しい、気を巡らす物を食べることにしました。

気を巡らす食べ物と言ったら、蕎麦。

薬膳を勉強する前は、蕎麦かうどんかと言ったらうどん派でした。

しかし、蕎麦の効能を学んでからは、積極的に蕎麦を選択するようになりました。

…お気に入りのお蕎麦屋さんに車を走らせます。

お気に入りのお蕎麦屋さんというのは、JAの農産物直売所の中にあります。

かなりの人気で、お昼時、待ち時間は必須。

普段その間、直売所の新鮮な野菜を見定めながら、空席の案内を待つのですが…

今回は運良く、待ち時間無しで、おひとりさまカウンター席に案内されました。

これだけでもラッキー。今日は神社にお詣りに行かなくて正解だった…。

注文したのは 1日数量限定 牛すじそば 。

濃い目で深い味わいのつゆと、程よくとろける牛すじ肉と、地元のそば粉で作られた、香りと歯ごたえが感じられるお蕎麦の相性は抜群に良い。

お蕎麦って理気類(気の巡りを整える)っていうのが良く分かります。

お蕎麦と一緒に、まいたけご飯が平日数量限定サービスで付いてきます。

牛肉は気血を補ってくれるし、まいたけとご飯(お米)は気を補ってくれます。

そして、蕎麦湯のサービスもあります。

気を補い、気を巡らすことは、今の私に必須。

蕎麦湯、急須?の中に成分が沈殿してるので、最初はサラサラで、だんだん濃い蕎麦湯に変わります。

最後の一滴まで、ありがたく頂きました。

そして食後、じんわりと身体が温まるのが、良く分かりました。

気の巡りが良くなると、不思議と気持ちもきちんと、ぐるぐると巡り始めるものです。

良質の食べ物を取り入れた次は、美しい風景で心を満たしたいと思い、その先に足を伸ばしました。続く。