養生

元旦のお屠蘇・屠蘇散で邪気を払う

2024年元日。

昨年父が亡くなりまだ喪中なので、今年の正月の挨拶は無し。

けれど、いつもと同じように新しい年の無病息災は祈りたいと思いました。

「血流がすべて解決する」等の著者でもあり漢方薬剤師でもある

堀ママ

お勧めの「御縁授茶」

を毎月定期購入中。

普段飲むと普通に美味しい薬膳茶。

しかし、具合が悪くなった時、何も飲み食いできなくなった時、唯一身体が要求するのが、このご縁授茶。

具合が悪い時、熱々の御縁授茶にオリゴ糖やはちみつを入れて飲むと、お茶が本当に身体に染み渡るのです。

その年末の配達分に

いつものお茶に加えて、新しい年を迎えるための時節のもの

屠蘇散 がおまけで付いてきました。

ちょっと得した気分・嬉しい気分。

屠蘇散とは

邪気を払い、魂を蘇らせる

効果があると古来から言い伝えられている、薬草を調合したもの。

それを日本酒やみりんに一晩浸して、元日に一年の無病息災を願い頂くくとされています。

話は変わりますが、氣の作用の一つである 「防衛作用」。

身体の表面を防衛して、邪気の侵入を防ぎます。

日々の生活や身体のコンディションを意識する中で、自分の氣の状態を意識すると、疲れたり、一瞬氣が緩んだりしするとバリアが薄くなったり、隙間ができたり…という感覚が何となく分かります。

そして、脆弱になった氣の防衛作用の隙間を狙って邪気(今の時期だと寒邪や燥邪)が侵入する感覚も何となく分かります。

大晦日の晩、屠蘇散を日本酒一合に浸しました。

ティーパック状の屠蘇散には、みかんの皮やシナモン等々が配合されています。

夜が明けて元旦。

お屠蘇ができました。

実家の庭の南天を添えて、ちょっとそれっぽい感じを演出。

とてもフルーティーで薬膳的な香り。

そのお味は…「養命酒」に近い…。

なるほど。邪気を払い、身体を蘇らせる飲み物とはこういうものなのだ…。

父は生前、お酒が大好きでした。

しかし、このようなきちんとしたお屠蘇は、飲んだことが無かったと思います。

元気な頃に飲ませたとしたら、物珍しさと縁起の良さに、顔を赤くして、きっと上機嫌になったに違いない…。

新しい年を迎えて、お屠蘇を通じて無病息災を祈る。

そして、昨年父を亡くして切に思うこと…

周りの大切な人たちと何気なく普段過ごす一分一秒を、今年は一層愛おしく感じて過ごそう…

そんな年頭の思いです…。