己巳(つちのとみ)の日、栃木県真岡市の 白蛇辨財天 を参詣しました。
己巳の日とは
己巳の日は60日に1度やって来ます。
十干(きのえ~みずのと)十二支
の書いてあるカレンダーを見ると、己巳の日はいつなのか分かります。
己巳は弁財天を祭る日。巳は蛇。蛇は弁財天の使者と考えられていたから、己巳の日に弁財天を祭るようになったと言われています。
2024年の己巳の日は
1月6日(土)
3月6日(水)
5月5日(日)
7月4日(木)
9月2日(月)
11月1日(金)
12月31(火)
の貴重な7回です。
白蛇辨財天へ
以前宮城県の金蛇水神社に参詣したことがあります。
蛇にまつわる神のオブジェが多数あり、とても神秘的で独特の雰囲気でした。
蛇をお祀りする神社は独特の雰囲気がある…。
そんなことを考え、ドキドキしながら白蛇辨財天へ。
神社には商店や住宅が隣接。近くに病院や高齢者の施設もあり、街並みの中に自然に存在しているといった雰囲気です。
ちょうど訪れた時は雨が降っていました。
それにも関わらず、入れ替わり立ち替わり次々と参詣の方々が訪れていました。
鳥居をくぐり、手水舎で手を洗い清めます。
そして鳥居をくぐると…
狛ヘビ様がお出迎え
迫力のある狛ヘビ様が鎮座しています!
赤い目玉。鋭い牙。
鎌首をもたげて、宝珠を抱いて、ものすごい存在感です。
雨に濡れているせいでしょうか、鱗と蛇腹模様がリアルな雰囲気を醸し出しています。
立ち止まって御姿を眺めました。
この狛ヘビ様たちにお目にかかることができ、とてもありがたい気持ちになりました。
広い池に囲まれた境内
境内はぐるりと池に囲まれています。
写真では分かりませんが、鯉が時折水しぶきを上げながら、多数泳いでいました。
池の中から亀もお出ましになりました。
境内が池と橋で分けられており、神様の領域と人間の領域がきちんと区分けされている場所なのだということが伺えました。
銭洗いの瀧でお金を洗う
拝殿参詣後は、銭洗いの瀧へ。
雨の湿気が銭洗いの瀧方面から立ち上る抹香の香りを媒介していました。
私もお守りが売っているところで抹香(100円)を購入。
看板の矢印に従い移動します。
銭洗いの瀧です!
抹香の煙は、まるで参詣者の祈りの熱量と比例するかのように勢い良く立ち昇っていました。
銭洗いの瀧の水は本殿近くの奥底から汲み上げているそうです。
お金も心も洗い清めます。
備え付けのザルに紙幣と硬貨を入れました。
お金を間違えて洗濯機で洗ったことはあっても、このように神社で洗うのは初めてなのでドキドキ。
万が一ザルをひっくり返したら、お金がそれこそ水泡となって瀧の奥底に消えてしまいます。
慎重にザルを操作して、神聖な瀧の水でお金を洗い流しました。
銭洗い中は必死だったのでよく分かりませんでしたが、後で画像で見ると自分の手元から瀧までの距離感がすごいです…。
銭洗いを終え、洗ったお金はハンカチに包み込み水分を取り除きました。
※フェイスタオルとか手ぬぐいがあると余裕を持ってお金を包み込み持ち帰ることができると思います。
御朱印をいただく
己巳の日限定御朱印(置き書き)をいただきました。
どちらも「白蛇辨財天」が金文字になっています。
弁天様と2匹の白蛇のふんわり幻想的な画。
黒地に金色が美しい。蛇も迫力がある。
己巳の日に足を運び、このような素敵な御朱印をいただくことができて大満足。
年数回の己巳の日に白蛇辨財天参詣。貴重な参詣でした。