紫微斗数とは
紫微斗数はざっくり説明すると「四柱推命」のような東洋の占術で、生年月日・生時を基に12の宮に入る星、その星がどのような特性をもっているかで、運氣・運勢を読み解きます。
少し西洋占星術に似ている部分もある
西洋占星術も生年月日・生時を基にして、どのような星が、12の室でそれぞれの星と、どんな関係性を構築しているかで運氣・運勢を見るので、紫微斗数と似ていると思います。
紫微斗数の12の宮について
基本の命盤(めいばん)です。
各宮の名称と主に何を見るか
細かい象意がありますが、今回はざっくり主に何を見るかについて述べます。
1 命宮(めいきゅう):自分
2 兄弟宮(けいていきゅう):きょうだいについて
3 夫妻宮(ふさいきゅう):夫婦について
4 子女宮(ししょきゅう):こどもについて
5 財帛宮(ざいはくきゅう):お金について
6 疾厄宮(しつやくきゅう):病気、健康について
7 遷移宮(せんいきゅう):移動について
8 奴僕宮(ぬぼくきゅう):一般大衆について
9 官禄宮(かんろくきゅう):仕事について
10 田宅宮(でんたくきゅう):不動産、家庭について
11 福徳宮(ふくとくきゅう):先祖の祖蔭、信仰心について
12 父母宮(ふぼきゅう):両親について
欽天四化紫微斗数の特長 来因宮
紫微斗数にも流派(星曜派、飛星派、欽天四化派)があります。
このうちの欽天四化派では「来因宮(らいいんぐう)」というものを見ます。
紫微斗数に触れたことが無い方は
「来因宮って何ですか?初めて聞くんですけど…」というパターンがほとんどだと思います。
来因宮とは「前世未了之因縁」を見る宮と言われています。
前世未了之因縁とは、前世で成し遂げられたかったこと。
言い換えれば今生で「やるべきこと」「やらざるを得ないこと」「やった方がいいこと」。言わば、前世からの課題、今生の指針と理解しています。
世の中に多くの占いがあって、その中でも四柱推命は
「体神(人生の目的)」
「用神(人生の目的を達成する手段)」
を見ることができます。
これだけでも「そうなんだ!すごいね」と思えます。
一方、紫微斗数は前述の12の宮のどこが来因宮かによって
「より詳細に今生の指針を見ることができる」
「今生の指針への対策・対応を具体的に考えることができる」
ということになります。
魂の循環的なことまで見る…そこまでの占いには欽天四化紫微斗数以外で出会ったことがありません。
来因宮というものの存在を知ったことだけでも、欽天四化に出会って良かったと思えました。
来因宮の調べ方については、またの機会に述べたいと思います。