養生

今年は梅が不作だけど、梅仕事で心を整える

今年もそろそろ梅の実、塩漬けするか!

家の梅は実がなっていないのは、きっと、夫がやみくもに剪定したせい。

JAの直売所で買って来れば大丈夫!

と思っていたら、どうやら今年は全国的に梅の実が不作とのニュースをいろいろなネットニュースで見て驚きました。

なので、休みの日、一目散に梅の実を買い求めに出かけました。

いつも梅干し用に買う梅の実とはサイズとか見た目とか違い、お値段も少し高かったけど、今年はそんな細かいことは言っていられない。

結局、2か所のJAの直売所で合計5キロの梅の実を入手しました。

塩漬けする前に、段ボールに入れて追熟。

この過程の、梅の実の果実的な香りが心地良い。

一つ一つの梅の実を丁寧に洗い、軸を取り、塩漬けに。

日中は、何だかんだやる事が多いので、梅の実と向き合うこの工程は、例年夜更けにやることが多い傾向。

梅の実の触感、香り、色などに五感を集中。

日常の雑念が取り払われる、貴重なひと時です。

長く保存する梅仕事の工程に、できれば楽しい気持ちだけ封じ込めたい…。

でも、人間生きている中で、常に喜怒哀楽が心に湧き出ている。

素直に感じた喜怒哀楽を、集中して取り組む梅仕事の作業中に昇華させ、

あの時はああだった、こうだった…

と、後々客観的に思い出したり、笑い話にさせることができるようになるのも良いのだろうって、最近思います。

長く、安全に保存できるよう、塩漬けの塩分は20%で調整。

二重のジップロックに水を入れて重石代わりにしたら、あっという間に梅酢があがってきました。

この後、もみ紫蘇を投入、土用干しの工程が待っている。

梅仕事の工程の中で都度、いろんな気持ちを素直に感じ、昇華できればと思います。