今年もいつもと同じように5月2日がやってきました。
今年で24回目の命日を迎えるのか…hide。
hideの遺した音楽は、永遠に鮮やかだね。
hideが旅立った5月の空は一年のうちでいちばん美しいblue。
そんなことを今年も考え、そして初めて築地本願寺にhideを訪ねた時のことを思い出しました。
初めて築地本願寺を訪ねたのは2017.9月
その日は欽天四化紫微斗数講座受講のため東京新橋へ。
いわて銀河プラザにも立ち寄る
新橋に行く前に、以前から気になっていた ドラゴンブルーが美しい岩手県龍泉洞のスキンケア用品を買い求めに銀座にある岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」に立ち寄ろうと思っていました。
余談になりますが…
龍泉洞の化粧水と潤いジェルを購入。
デザインもきれいな青だし、使い心地もベトつかず、感覚的な表現だけど、龍泉洞の自然が肌に染み込む感じがとても良かったですよ。
ドキュメンタリー映画「WE ARE X」を思い出す
北千住から日比谷線で移動。路線の駅を見ると銀座の前に築地がある。
築地と言えば築地本願寺。築地本願寺と言えばX JAPANのhideの葬儀が執り行われた場所。
X JAPANのドキュメンタリー映画「WE ARE X」。
2017年3月に映画館で2回観て、更に2017年7月「XJAPAN アコースティックライブ2017 横浜アリーナ」に参戦した際観た60分バージョンも含めると合計3回見ました。
Toshlの洗脳も見てて苦しかったけど、hideの葬儀の場面は当時の衝撃と悲しみが生々しく甦りました。他の人も同じでしょう。映画を見る度、葬儀の場面になると必ず誰かの嗚咽が聞こえてきました。
そんなことを思い出したら、居ても立っても居られず急遽寄り道。
ぶらり途中下車の旅の如く築地駅で下車、築地本願寺に立ち寄りました。
初めての築地本願寺に感動
(この写真は2019年秋のもの。空がきれいで気に入っています)
独特の建築様式
初めて築地本願寺に足を踏み入れます。
目の前に現れた建築物は…お寺?と眼を疑う作り。
仏教誕生の地、インドから渡来してきた文化?
荘厳なオリエンタル感いっぱいです。
蓮の花をモチーフにした、本堂出入り口の美しいステンドグラスに目を惹かれます。
お賽銭をあげて拝もう!と普通のお寺の感覚で建物内に入りました。
結婚式に一般の参詣者 さまざまな人生が行き交う場所
普通のお寺とは何だか違う雰囲気。
見ると、椅子に座り休息している人たちがいました。
静寂の中に、何とも言えない癒やし感が溢れていました。
私も椅子に座って本堂内の空気に馴染んで佇んでいると、何かの参列者の方々が入って来て???
参列者と一般の人たち混在?と思って見ていたら、結婚式でした。
結婚式だけに、良く見るとレッドカーペットがセッティングしてあったのです。
前方の椅子、テーブルはカバーをかけて美しく装飾してあったのもその為でした。
新郎新婦入場。
花嫁さん、花婿さんを間近で見るのは気持ちが華やぎます。
神聖なパイプオルガンの音色が響き渡りました。
「ああ、ここは様々な人生が行き交う場所なのだ…」と思いました。
ささやかながら、新郎新婦のこれからの幸せを共に祈らせていただき、席を立ちました。
hideを間近に感じる
そして…本堂の左手壁際を見ると、hideのコーナーがありました!
メディアでしか見たことのないものに、実際に辿り着き、感動でした…。
※その後hideコーナーは本堂から移動、正面1階の階段付近にあります。
沢山のノートがあり、ファンからのメッセージが未だに絶えることなく書き綴られていました。
hideをとても間近に感じました。
そして、hideの曲 misery を思い出しました。
hideと交流のあった難病の女の子(貴志 真由子さん)のために作られた曲。
hideは優しい。hideと真由子さんのショットを見ると、何だかほっこりします。
暗く悲しい闇に覆われたとしても、この曲 misery が強烈な光を真っ暗な世界に放ってくれて、生きるエネルギー、顔を上げて前に進む力をもたらしてくれます。
参詣後…
参詣中は悲しみの一かけらも感じなかったけど…
建物を出た時、約20年も前、ファンの人たちが悲しみにうちひしがれていたのがこの場所…と思うとほんの一瞬、苦しい気持ちになりました。
「hide、また来るよ…」
心で呟いて、手を振って、初秋の空を眺めながら次の目的地に向かい歩き出しました。
コロナ禍の中で
東京に遊びに行く時は、目的の前に築地本願寺に度々立ち寄りましたが、コロナ禍になってからは行けないでいます。
そろそろ行きたいし、hideにいろいろな出来事を聞いてほしい。
どんな返事が来るかな?
その返事は心配ごとを吹き飛ばして、心からの笑顔をもたらしてくれるものに違いないのだろうね…そう思った2022年の5月2日でした。